2022年度のワークハウス受験生から「合格者の声」をいただきました♪
京都市立芸術大学 美術科 合格
YMさん(箕面高校卒)
現役生で京芸を受けたときは、合格最低点まであと一歩というところで落ちてしまいましたが、点数的にはまだまだ伸び代があるなと感じていました。その為、1からやり直す気持ちで浪人の春を迎えました。
現役の頃は、失敗したくなくて無難な作品ばかり作っていたので、とにかく経験量を増やそうと思いました。先生にも、あなたは変化球に弱いからトライアンドエラーを繰り返しなさいと言われ、色彩や立体は色々なことに挑戦しました。すると新たな発見が沢山あり、苦手意識がどんどん無くなりました。夏には外部の大手画塾で受けた実技模試の色彩で1位を取ることができ自信が着きました。
ですが描写は、なかなか成長しませんでした。現役で受けたとき描写が184点の高得点だったのをいい事に、このままやっていれば大丈夫、と自分のこだわりを強く持ちすぎていました。
それまでの自分は先生の意見を素直に取り入れることで成長してきたのに、少しのプライドが邪魔をしてしまっていたのだと思います。
受験直前の頃は、改善点を無くして常に完璧なものを作らなければいけないと思い込みすぎてしまい、制作すること自体が嫌になってしまいました。それまでは、自主トレのやる気が出ない時は描きたいと思えるものを描くとか色んな工夫をしていたのに、何にもやる気を見いだせず辛かったです。
ですがそんなときに先生は親身になって指導して下さりました。おかげで少しずつやる気を取り戻して、最後まで諦めずに頑張り切ることが出来ました。
浪人の1年は、自分にとって確実に価値のあるものでした。現役生の頃を振り返ると、実力が不十分なのに自信ばかりあったなと思います。
美大受験において一番大切なのは、「上手さ」や「綺麗さ」では無く、出題者の意図を適切に読み取り、自分なりに解釈し正しい答えを出すことです。必ずしも上手な絵が評価されるということでは無いということです。
私はそれを、高校2年生のときからいつも先生に言われて、意識して毎日のお稽古に取り組んでいました。ワークハウスでは、受験に必要なテクニックはもちろん、美術において根本的に大切なことを、京芸受験課題以外にも色んな課題を通して教えてくれます。
結果的にそれら全てが、今回の合格に繋がったのだと思います。
根気強く教えて下さった先生や、切磋琢磨し一緒に頑張ってきた受験生のみんなには本当に感謝しています。本当にありがとうございました。
京都市立芸術大学 工芸科 合格
TMさん(刀根山高校卒)
1年の夏期講習で初めてワークハウスでのお稽古を受けました。
それまでは個人的な好き嫌いのみで評価が決まると勘違いしていたので、美術で将来を決めるのが不安でした。しかし、良い絵を描く時に考えなければいけないことを理論的に教わって、考え方が変わり、美大受験をすることを決めました。
3年生になると、それまでの毎回新しい知識を得て楽しく描いていたのが、きちんと技術を身につけてちゃんとした絵を時間までに提出しなければいけなくなりました。
周りと比べて絵をしっかり描いてこなかったので、いつも完成度が一段低い絵をだしていてました。私はそこであまり頑張れず、一番の人の作品を見れたら勉強になっている、と言い訳をして、いつも最下位でも気にせずにいました。
ワークハウスで先生に教えてもらいながらでも自分の思うようにいかなかったので、家ではさらに一層できなくて、鉛筆を持ちながらずっと考え事をしてしまって何もせず終わってしまう日がよくありました。
ワークハウスは好きだったので休まず通っていましたが、無駄な1年を過ごしてしまいました。
浪人した時はこのままではいけないと思ったので、自分に言い聞かせて頑張りました。
また、ずっと下の方の順位だったのに急に1位になることが増えて、自分の絵がみんなの前で一番の作品として見られているのがとても辛くなったので頑張れました。
毎回の課題にちゃんと向き合ってようやく自分の直さないといけない所が分かるようになりました。
秋頃までは頑張ればその分上達していたのですが、だんだん伸び悩み、合格レベルにいつまでも達せず焦りました。
先生に自分で気づいていなかった弱点を指摘してもらって納得したのですが、すぐには身につかず、波のある状態で受験当日を迎えました。
自分の力を出し切りましたが、自信はあまり無く、もう1年浪人かもしれないと思いましたが、合格できました。
あんな不真面目な私に根気強く、ずっと改善点を教えてくれた先生に良い報告ができて良かったです。ありがとうございました。